不滅のゼンマイパワー
時計の動力源の一番最初は錘(おもり)。
錘が下がっていく力を利用し、歯車を動かす仕組み。
ただ、これは錘をぶら下げ歯車を回している長い鎖が必要なので、
時計はどうしてもその分大きくなる。
一週間動かすためには家庭用でも7-80cmの鎖が必要。
そこで考え出されたのがぜんまいを利用する方式。
これだとスペースも必要なく、時計の小型化が一気に進みました。
500年以上も前の話です。
例えるなら、一本の棒状であった蚊取り線香を、コイル式にして長持ちさせられるようになった
のと原理は良く似ている。
この原理は実は電池式のクォーツもそのまま使っているのです。
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時計の豆知識