掛け時計専門店|掛け時計ワールドのブログ

掛け時計専門店を運営する掛け時計ワールドの新商品紹介・専門店ならではの掛け時計の豆知識をお伝えします。

*

ビッグベン

   

イギリスの総選挙も終わり、昼のニュースではメイ首相率いる保守党の苦戦が伝えられている。
それで議事堂の塔の画像がニュースのバックによく出てくるが、目につくのはあの有名な「ビッグベン」
ところが、テムズ川の河岸に立ち150年以上にわたってロンドンの街に鐘の音を響かせてきたビッグベンも、さすがに老いがすすみこのところ狂いがち。下手すると永久に止まってしまう事態になりつつある。
調査したところ機械式時計の重要な部分,時計の針と振り子の背後の軸受けが摩耗し、危険なことに針が落下する恐れすらある深刻な状態。
ところが、物がモノだけに修理には2900万ポンド(約45億円)の大金と、4カ月の工期が必要との試算。
海外旅行でロンドンへ行かれた方は必ず目にしたことがあると思うが、高い所にあるので実際の大きさはわかりずらい。
実は4面についている時計の時針の長さは2.7メートル、重さはなんと300キロ!長いほうの分針は長さ4.2メートル、こちらは銅製で素材が軽く重さは100キロ。
こんなのが落下したら、ただでさえ落ち目のイギリスの面目はさらに失墜する。
(さすがにまずいと思ったのか、修理することになったそうです)

英国時計のブランド ~今と昔~
昔はインハウス(INHOUSE)が代表格でしたが、今は英国の伝統を引き継ぎ、ロジャー・ラッセル(Roger Lascelles)へと変化しております。

 - 時計の豆知識