掛け時計専門店|掛け時計ワールドのブログ

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世界の掛け時計博物館

   

世界には実に数多くの時計に関する博物館があります。

現在、有名なのは腕時計ではスイスの国際時計博物館、掛け時計・置き時計はトリベルグにあるドイツ時計博物館。

この2か国の博物館に共通するのは「山の中にある」ということ。

博物館があるだけでなく、現代の時計産業の中心地でもあるのだが、正直言って「こんなところにナゼ?」

のどかに牛が草をほおばっているような高原が、時計の聖地。
高地らしく、道路は冬の厳しい凍結でひび割れ、9月といえど牧草地には霧がたなびいている。

答えは「この地方の長い冬の農閑期の内職に、ピッタリの仕事が時計職人だったこと」

今では世界に冠たるスイス製高級腕時計も、ドイツの複雑な機械式時計も、その始まりは農家の内職仕事!」

むろん、日本の諏訪地方が高地であり、その澄んだ空気と清流、勤勉な地域性が時計の生産に向いていたように、スイスとドイツのこれらの地方にも共通する要素があったわけです。

他にも、コネチカット州ブリストルのアメリカ時計博物館、イギリスのクックランド博物館(鳩時計の収集NO,1の楽しい博物館です)、パリ工芸博物館(時計専門の博物館ではありませんが、フランスは昔は時計産業の盛んな国でした)、音楽の街、ブザンソンにも「時の博物館」というユニークな博物館があります。
トルコのイスタンブールの広大な考古学博物館の中にも、イスラムの歴史の中で発展していった時計の博物館があります。(かなり珍しい古代の時計が多数展示)
時計専門ではありませんが、アムステルダムの博物館には珍しい人間時計(あえて説明しませんが、こんなのあり!?と思いました)というのがあり、ユニークさに目がテンになりました。

国内を見渡すと、実は時計に関する博物館は大小さまざまなものがあり、国民性と時計の相性の良さにうなずけるところがあります。

代表的な時計博物館

国立科学博物館(上野/上野公園には時の鐘というのもあります)

大名時計博物館(台東区/和時計など豪華な大名時計の収集)

松本市時計博物館 (松本市/古い時計を稼働して展示、広いです)

登内時計記念博物館(長野県伊那市/電子部品の会社の社長さんのコレクション、すごいです)

諏訪湖 時の科学館 (長野県諏訪市/時計作りが体験できます)

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