掛け時計専門店|掛け時計ワールドのブログ

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体内時計、持ってますか 

   


昔、中近東を旅していたころ泊まるのはいつも安宿。
安全さえ確保できれば、ドミトリーであろうが、窓が無かろうが価格が最優先。
ただ困るのは、そんな宿だからモーニングコールなんてしゃれたものは無く、朝起きるのは自己責任。

1日に1本、朝の5時にバスが出るなんてシチュエーションで何度も寝すごし、ただ翌日を待つだけという経験を何度もこなし、ついに身に付けたのが「明日の朝○時に起きる」という特技。

1年間そんなことをやっていると恐ろしいもので、前後5-10分の誤差で起きられるようになった。
(今ではこの能力は跡形もありませんが・・・)

これは学術的には体内時計と呼ばれるもののお蔭らしく、いわば体内に目覚し時計があるようなもの。
人間だけじゃなくて、生き物は地球の自転による24時間周期の昼夜の変化にならって、ほぼ24時間周期で体内環境を変化させる機能を先天的に持っている。
そして外的な要因、例えば朝の光や温度変化がないとしてもこの機能は働くらしい。
腹時計はお腹の中にあるかもしれないが、ほ乳類の体内時計は脳の中心部下面にある、自律機能の調節を行う視床下部に存在する。
ただ、最も体内時計に影響を与えるのはやはり光らしく、目の網膜から体内時計への直通の神経繊維連絡があり、朝の強い光は体内時計を早める方向に、夜の闇はこれを遅らせる方向に働く。
確かに、日の登る時刻が遅い冬は多少寝過ごしたりするが、日の出の早い夏は早起きできる。
しかし体内時計に助けられていたにしても、冒頭に書いたように私の場合は寝る前に「明日○時に起きる」で起きられていたのはなぜか。
どなたか知っていたら、お教えいただけません?

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