睡眠と脳力の関係
朝が苦手な我身と比べて歴史上の有名人には、ほんとにそんな時間で睡眠が足りるの?と
感心してしまう方々がずらり。
一日に3時間しか眠らなかったというナポレオン・ボナパルトはじめ、
発明王トーマス・エジソンの4時間、野口 英世さんのこれも3時間、
レオナルド・ダ・ヴィンチに至ってはなんと90分。
睡眠というより長い昼寝という感じ。
よく言われるが、医学的には人間が健康に過ごすために必要な睡眠時間は6時間~
8時間程度。
もちろん個々の体質によって最適な睡眠時間は違い、同じ人の一生においても小
さいころは長く、年齢を重ねるにつれてだんだん短くなってゆく。
ただ、睡眠時間が短かくてすむということは脳や体が活動している時間が
他の人よりも長く、何事かをなすための大事な要素と思われるらしく、羨望の的
にもなる
しかし「一日中寝ていて、おなかがすいた時だけ起きだすのが特技」という方も
ご安心を。
旧くはアインシュタイン先生は平均10時間の睡眠を毎日取っていた。
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの睡眠時間は毎日11時間以上。
業界は違うが横綱、白鳳関はなんと16時間寝ているらしい。
人間だけでは不公平なので動物の世界をのぞいてみると、短い睡眠チャンピォン
はキリンで何と2時間!
2位は馬の3時間、ついでゾウと牛の4時間、ヤギの5時間と続く。
逆に長いのはコアラの平均22時間(これはなんだか納得できる)、トラの16
時間、ライオン13時間、身近なところでいうとネコは12時間、人間に近いチ
ンパンジーは10時間の睡眠時間。
ここで気づかれたと思うが、木に張り付いていてほとんど動かないコアラは例外
としても、睡眠時間が長いのは肉食系。
いざって時に全力を出さないといけないので力をためているという感じ。
逆にキリンは寝ている2時間以外、長い首を振り回しせっせと餌を探しているこ
とになる。
寝るのが得意の身が言うのはおかしいが、睡眠時間が長いのも捨てたもんじゃあ
ないかもしれない。